減量する為の基礎

減量する為の基礎

2021年9月5日

太るとはどういう状態?

人は食事から摂り込んだ栄養素をエネルギー源として生きています。

(糖質・たん白質・脂質)

体温を保ったり呼吸をするなどでも必要なエネルギーの他、体を動かす事でも消費されますが使われずに余ったエネルギーは中性脂肪となって肝臓や脂肪細胞の中に蓄えられてしまいます。

この脂肪が太る原因の体脂肪です。

摂取したエネルギーが消費したエネルギーを上回る生活を続けていると、体脂肪が溜まって太る事になります。

年齢により基礎代謝が低下する為に昔と同じ生活をしていても太りやすくなります。

年齢

18~29

30~49

50~69

70~

基礎代謝量(kcal日)

男性

1,550

1,500

1,350

1,220

女性

1,210

1,170

1,110

1,010

よろしくない肥満と良い肥満

肥満には生活習慣病を併発しやすいよろしくない肥満と病気にはあまり関係のない良い肥満があります。

よろしくない肥満

中年男性に多いお腹を中心に上半身に脂肪がつく太り方(リンゴ型肥満)

内臓の周りに溜まった脂肪は心筋梗塞などにつながる色々な生活習慣病を引き起こす原因になります。

良い肥満

若い女性に多く見られるタイプでお尻や下半身に脂肪がつくタイプ(洋ナシ型肥満)

妊娠や出産などに備えた自然の摂理で、むしろ健康な証拠です。

ズボンやスカートのウエストがキツくなったら注意

【肥満要因チェック表】

1,両親あるいはそのいずれかが太っている…2点

2,幼少期や子供の頃に太っていた……………2点

3,歩くことが少ない。車をよく利用する……1点

4,日常的に運動を行っていない …………… 1点

5,脂っこいものや油を使った料理が好き……1点

6,お菓子やジュースなど甘いものを毎日摂る1点

7,毎日お酒を飲む………………………………1点

8,早食い、ドカ食い、ながら食いが多い……1点

9,夜食または間食する事が多い………………1点

10,飲む、食べることでストレスを発散する 1点

太りやすい要因が

0~4点 今のところ少ない

5~8点 やや多い

9~12点 とても多い

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

ダイエットをサポートする成分

ダイエットの基本は食事と運動ですが、忙しくてなかなか長続き出来ない場合が多いです。

なりたい自分をイメージする事と、誰かと勝負する事でも心に火がつくものですが、誘惑に負けてしまう事も笑

そんな時にダイエットをサポートしてくれるサプリメントに含まれる成分を紹介します。

ガルシニア

インド東南部やカンボジア、タイなどの熱帯に生息する常緑樹。熱した実はそのまま食べたり、乾燥させてスパイスにしたり、東南アジア諸国では食生活に欠かせないものとなっています。サプリメントとして食べるのは、果皮の部分から抽出したエキスです。

ダイエットに有効とされるのは、ヒドロキシクエン酸(HCA)というクエン酸によく似た成分。これが脂肪合成を媒介するATPクエン酸リアーゼという酵素の働きを阻害し、脂肪合成につながる物質(アセチルCoA)の合成を防ぎます。そのため、体内の余分な糖分が脂肪細胞に脂肪として蓄積されるのを抑制し、脂肪細胞から脂肪酸を遊離しやすくするとされています。遊離された脂肪酸は運動によってエネルギーに変わり、体脂肪が減少するわけです。また、ヒドロキシクエン酸(HCA)は体内グリコーゲンの合成量を増やして血糖値を維持するので食欲を抑制。そのため、食前の摂取が有効です。

テアニン

玉露茶から発見され、風味増強のために使われてきた食品添加物。リラックス効果があり、脳に働きかけてストレスに伴う過食や暴飲暴食を抑制するといわれています。

セントジョーンズワート

ハーブの一種で、脳内の神経伝達物質セロトニンを増やす作用があり、空腹時のイライラを鎮静化し、食欲を抑えるといわれています。欧米では副作用のない抗欝ハーブとして利用されています。

カバカバ

ハーブの一種で、深いリラックス作用があります。不安を和らげ、免疫系を活性化するとともに、入眠促進にも使われます。イライラに伴う過食、暴飲暴食の予防に効果があるとされています。

ヒスチジン

アミノ酸の一種で、カツオやイワシなどの青背魚に多く含まれる成分。脳内でヒスタミンとなり、満腹中枢を刺激し、食欲を抑制するとされています。

サラシア

スリランカ原産の性植物。アルファフルコシターゼという糖分分解酵素の働きを阻害して、腸から糖分が吸収されるのを抑えます。その一方で、砂糖やでんぷんが分解したブドウ糖や乳糖などの吸収は阻止しません。実験によってもサラシアの減量効果は明らかにされており、でんぷんや砂糖などの吸収を防ぐことで食事全体の約15%相当のカロリーをダウンすることが可能とされています。

バナバ

フィリピンやインドネシアに多く生育するバナバの葉から抽出した成分。糖分吸収阻害効果とともに、血糖値を下げる作用も確認されています。食べた糖分が体内に吸収される量を減らして肥満防止。体内に入った糖分は、コロソリン酸が働いて、ブドウ糖を効率的に細胞に取り込むのを助け、血糖値を低く抑えます。

ギムネマ

正式にはギムネマ・シルバスタといい、インド原産ガガイモ科のツル状の多年草です。インドでは古くから糖尿病の予防薬として利用されておりました。主成分となるのは、ギムネマ酸です。ギムネマ酸は、小腸に入った糖がその表面の担体と統合して、糖の吸収を阻止します。また、糖の吸収が緩やかになることでインスリンの分泌を抑制。糖を脂肪に変えて蓄積する作用を防ぐ役割も果たします。

舌にある甘味を感じる器官を麻痺させる作用もあります。ギムネマの葉を噛んでから甘いものを食べると甘さを感じなくなるので、甘いものの摂りすぎを防ぐのにも有効かもしれません。

マルスエキス

糖分の消化酵素の働きを抑える効果があり、体内への吸収を阻止するとされています。消化酵素の働きを抑止するため、食前の摂取が望ましいです。

米胚芽抽出物

米から抽出した成分が、分解酵素リパーゼによって脂肪が分解されるプロセスを阻害。脂肪がグリセロールという脂肪酸に変わって腸から吸収される作用を低下させます。そのため余分な脂肪の蓄積を防ぎます。有用性を発揮させるには、食事を摂る前に飲むのが効果的です。

キトサン

キトサンは、カニやエビなどの甲殻類の殻に含まれる繊維質のキチンに化学処理を施して、体に吸収しやすくした物質です。キトサンの開発は日本で最初に行われ、様々な効果が確認されています。その中でダイエットに役立つのは、食事で摂取した余分な脂肪や脂肪酸を吸収して体内への吸収を妨げ、体外に排泄する作用です。

また、腸の環境を整えて、便秘を解消する作用もダイエットに有効と考えられています。

サポニン

緑茶やウーロン茶に含まれる成分。脂肪分解酵素リパーゼの働きを阻害して、内臓や皮下への脂肪蓄積を防止する作用があるといわれ、動脈硬化の改善作用も知られています。漢方薬成分「田三七人参」には、サポニンなど15種類ほどの関連成分からなる、サポニン化合群が多く含まれています。

カシアポリフェノール

日本で自生する豆科植物から抽出した成分。脾臓から分泌される脂肪分解酵素リパーゼの働きを抑える事で、脂肪の吸収を防ぎます。

L-カルニチン

アミノ酸の一種で、人体でも合成され、牛肉、羊肉など動物性食品に多く含まれています。体脂肪を筋肉細胞のミトコンドリアに運び込んで燃焼させ、エネルギーに変えるのを助ける働きをします。コレステロールの増加を抑える作用も確認されています。運動によって効果がアップします。

共役リノール酸(C L A)

牛乳や牛肉などに微量に含まれる天然の成分で、英語名(Conjugated Linoleic Acid)を略してCLAとも呼ばれています。体脂肪を分解・燃焼しやすくするとともに、筋肉を維持・増強する作用も期待されており、アメリカではボディビルダーやフィットネス愛好家を中心に人気です。

カプサイシン

唐辛子の辛みのもとになる成分です。摂取すると脳の中枢神経が刺激され、副腎にアドレナリンを出すように指令が行きます。これによってアドレナリンが大量に分泌され、筋肉でエネルギーが消費されます。また、体の発熱組織である褐色脂肪細胞に働きかけて、発熱量を高め、代謝を活性化。これによっても体内のエネルギーが消費されます。カプサイシンは、体脂肪を遊離させて、脂肪酸にする働きもあります。血中に脂肪酸が遊離している状態で、エネルギーが消費される事により、これらが燃焼されて体脂肪が減少します。

ヤーコン

南米アンデス高地に自生する植物で、葉と茎に含まれる成分がダイエットに有効といわれ、主にお茶として飲まれています。血液中でインスリンの働きを高め、血糖値の上昇を抑制するとされ、糖尿病患者などを中心に愛飲者が多くなっています。

カイアポ

ブラジル原産のカイアポイモに含まれる成分。もともとは糖尿病体質の改善薬として研究が進められてきましたが、そのなかで減量効果が認められたものです。インスリンの効果が高まり、血糖値が安定することで、食欲が抑えられます。また、糖を脂肪に変わりにくくする作用も、減量に有効と考えられています。

クロム

クロムは、海藻やココアに多く含まれる微量元素の一つで、インスリンの作用効率を高めてインスリンの分泌を抑制するため、血糖値が安定して食欲が抑えられると考えられています。また、筋肉のブドウ糖の取り込みが促進され、食べた糖質をエネルギーとして燃焼させるように働き、余分な体脂肪の貯蔵を抑えます。

レシチン

米ぬかや大豆に多く含まれるレシチンは、余分な脂肪を排泄する作用があります。このレシチンはリン酸の一種で、血管壁にたまったコレステロールを乳化させ、血液中の余分なコレステロールを取り除く肝臓に回収させます。

あくまでダイエットをサポートする成分なので食事や運動と組み合わせて効果を発揮します。

お読み頂きありがとうございました。

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