ハーブ HERBS

ハーブ HERBS

2021年9月14日

自然の力で免疫力を高め香りで気分も良くなり防虫効果や風水で金運UPも!!

ハーブ🌿は、薬効があり、風味や香りのある植物の総称です。花や葉、茎、根などを生のまま、あるいは乾燥状態で、抽出したエキスを使うなど、様々な形で利用します。ハーブの歴史は古く、すでに5千年前の中国では甘草が解熱や消炎剤として使われ、古代エジプトではガーリックが強壮剤として効果をあげたという記録が残っています。時代とともに、ハーブのもつ自然の治癒力への関心が高まり、その用途も薬用、食用、化粧品などの美容、芳香剤やポプリ、染料など多岐にわたっています。人類の長い歴史の中で使われ、漢方薬などの医療品や健康食品の有効成分として取り入れられ、暮らしと健康を助けてくれています。ハーブから抽出した精油を使って行う「アロマテラピー」も、心身のストレスを解消する方法として、浸透しています。健康とは、心と体のバランスがとれていること。ハーブ🌿は助けてくれます。

イチョウ葉

脳を活性化する”若返り薬”とも呼ばれている

もともと日本や中国では咳や喘息の民間治療薬として利用され、ヨーロッパでも医療品扱いされているハーブです。イチョウ葉の薬効は黄色い葉より青葉にあるとされ、抽出された青葉エキスには、抗酸化物質ポリフェノールの一種であるフラボノイドが多種含まれ、老化やガンを引き起こす活性酸素の形成を防止します。また、フラボノイドの一種、ギンコライドが末梢血管の血流をよくすることが分かっています。これにより頭痛や不眠症が解消し、記憶力が向上。海外では痴呆の治療にも効果を上げています。血行障害による静脈炎や糖尿病の治療にも寄与しています。

wood light summer garden
Photo by Benni Fish on Pexels.com

エキナセア

高い免疫作用

北米のネイティブ・アメリカンが発見したキク科のハーブで、乾燥させた根や根茎の部分が使われます。ヘビに咬まれた傷、歯肉や喉の炎症などの消毒と治療に優れた効果があり、人間の免疫機能を向上させる作用があります。感染症を抑える働きをする白血球の生産を促し、また成分中の多糖類は抗ウイルス作用を持つ事が報告されています。そのため、ウイルス感染症への治療効果が期待されています。また、風邪やインフルエンザの悪化を防ぎ、回復を早めることが実証され、湿疹やカンジダ皮膚炎などの治療にも効果を上げています。

delicate echinacea purpurea flowers blooming in garden
Photo by Brett Sayles on Pexels.com

ガーリック

独特の風味と高い治癒力

古代から薬用、食用に用いられている、ユリ科の植物。たん白質、カリウム、ビタミンB1を含み、ビタミンB1の吸収を良くする食品。鱗形(りんけい) の他、若い花茎や葉も利用されています。消化促進、強壮効果、殺菌作用、さらに血液の粘度を下げ、血液をサラサラにして、血栓を予防するなど数多くの効能があるとされ、心臓病やガンなどさまざまな病気の治療に用いられています。料理には欠かせない香辛料ですが、1日に10片以上食べると、中毒やアレルギー症状が出ることがあり、摂り過ぎには注意が必要です。

bread food toast italian
Photo by Lucie Liz on Pexels.com

カモミール

不眠やストレスに高い効果

りんごのような甘い香りを放つので、”大地のりんご”と呼ばれるキク科のハーブ。花の部分を乾燥させて使います。古代エジプトの時代から鎮静効果があるとことで知られ、カモミールのハーブティーを飲むと、次第に気持ちが落ち着き安眠が得られることが実証されています。また、美肌や生理不順、ヒステリーの症状を和らげるという説もあり、マザーハーブという別名もあります。ヨーロッパの家庭では、昔から常備薬のひとつとして愛されてきました。消化器官の不調、皮膚の炎症、風邪などの回復にも効果があるとされ、化粧品やシャンプー、入浴剤、防虫剤などに多用されています。

shallow focus photography of yellow and white flowers during daytime
Photo by Pixabay on Pexels.com

カリン

芳香を持つ咳止めの民間薬

バラ科の落葉樹。果実は楕円形で、秋に黄熟して芳香を放ちます。成分は糖度が約15%、酸は3%で、そのほとんどがリンゴ酸です。果肉は非常に硬く、渋みがあるため生食には不向きですが、ペクチンが多いのでジャムやゼリー、砂糖漬け、果実酒に適しています。古くから咳止めとしても使用されています。

delicate hibiscus rosa sinensis flowering plant growing in garden
Photo by William Santos on Pexels.com

甘草

咳止め、解熱にも効く天然の甘味料

甘草(かんぞう)は、マメ科に属し、古くから根または根茎が漢方薬として親しまれています。主成分はグリチリンで、甘味が砂糖の50倍あり、去淡や咳止め、解熱に高い効果を上げ、生薬の成分として利用されています。また、消化器系に有効に働き、肝臓から分泌する胆汁を増加させ、腹痛や潰瘍の治療に効果を発揮。リウマチ、関節炎の治療薬コーチゾンと似た抗炎症作用と、関節炎治癒効果を持つことも証明されています。

クロレラ

驚異の高たん白食品

淡水産の緑藻で単細胞の生物。成分が、たん白質が45%、脂質20%、糖質20%、灰分10%と非常に栄養素含量が多く、アミノ酸組成も優れ、ビタミン、ミネラルに富んだ食品とされています。しかし、細胞壁が非常に硬いので、そのままでは人の体に消化吸収されにくく、また、培養の生産費が高額なこと、特有な匂いを持つことが妨げとなっていましたが、細胞壁を壊し、消化吸収をしやすくして乳飲料や健康食品などに利用されています。

シベリアニンジン

心身のストレスを解消

シベリア原産のシベリアニンジンは、漢方薬として知られるチョウセンニンジンと同じウコギ科に属し、特徴も似ていますが、有効成分がエクセロサイドで、サポニンを主成分とするチョウセンニンジンとは区別して考えられています。心身のストレス解消、コレステロール値や血圧の安定、滋養強壮などに効果があるとされ、気管支炎や肺疾患の治療にも用いられています。副作用がほとんどないため、朝鮮人参の改良型ともいわれています。

bonsai on white background
Photo by Elina Krima on Pexels.com

パッションフラワー

ストレスを和らげる天然の鎮静剤

スペインの探検家によってペルーで発見されたトケイソウ科のハーブ。花と蔓を利用します。有効成分のアルカノイドとフラボノイドに精神安定効果があるとされ、これらが不眠症や極度の不安など、心身の緊張状態を鎮静させます。習慣性がなく、天然で安全な睡眠薬として注目されています。

a person holding a flower
Photo by Juanjo Menta on Pexels.com

タイム

強い殺菌力と防腐力が特徴

地中海原産、シソ科のハーブ。気品のある香気と辛みが特徴です。殺菌力が高く、うがい薬、口内洗浄、咽頭炎、歯肉の感染症の治療に使われます。タイムのハーブティーは消化を促進し、風邪や百日咳など気管支系のトラブルに有効。頭痛や神経系の症状も鎮静されるといいます。天然の防虫剤としても利用されています。また、古代から料理に欠かせない香草として、スープやシチュー、ハーブオイル、肉や魚の保存、ハム、ソーセージの加工などに幅広く活用。精油は、石鹸や入浴剤、アロマテラピーに利用されています。

glasses with lemon drink on table
Photo by Charlotte May on Pexels.com

ペパーミント

メントールで消化促進や抗菌作用

ヨーロッパ原産の多年草で、日本ではハッカと呼ばれるシソ科に属するミントの代表種。爽やかな香りが特徴で、薬用から食用、化粧品まで幅広く愛されています。主成分のメントールは、消化促進、鎮静作用があるとされ、ペパーミントティーにして楽しむと消化力が増し、気持ちがリラックスするといわれています。ホットティーは発汗を促すので、風邪の治療にも効果的。抗菌、駆虫作用もあり、ポプリにして芳香剤や防虫剤として使われます。同じく成分のフラボノイドは胆汁の分泌を促し、炎症を防ぐ働きがあるとされています。香草として、サラダやソースなどにも多用されます。

玄関にペパーミントの香りを使うと風水としても良く金運も上がるそうです。もちろん掃除されている事が前提ですが、これはやるしかありません笑

glass of fresh drink on wooden table
Photo by Karolina Grabowska on Pexels.com
https://mttag.com/s/JINlDmB7sag

ホップ

ビールの苦み成分

ヨーロッパ南部から南アジア原産のクワ科の雌雄異株の多年草。雌雄につく球果に有用成分が含まれ、それがビールの香味や苦み、泡の安定、腐敗防止などに寄与しています。鎮静、催眠作用があるとされ、就寝前にハーブティーとして飲まれたり、ホップ入り枕として利用されています。消化器系にも働き、消化不良を解消し、食欲を増進させる効果があります。

food healthy wood nature
Photo by Markus Spiske on Pexels.com

ラベンダー

ハーブの女王

地中海沿岸地方原産のシソ科のハーブ。”香りの女王”と呼ばれる高い芳香と紫の花の色が特徴で、医療、料理、美容など多方面に利用されています。強い抗菌・殺菌作用があるとされ、切り傷や虫刺されに、口臭緩和や咳、風邪の治療に効果的。戸棚に乾燥させたラベンダーを入れて、防虫剤、芳香剤とする使い方も古くから行われています。鎮静作用、緊張緩和作用にも優れ、ハーブティーやアロマテラピーにより頭痛やストレスを和らげます。

woman in white t shirt wearing brown sun hat
Photo by Anastasia Shuraeva on Pexels.com

緑茶

カテキンを含む健康飲料

ツバキ科の常緑低木。茶葉を蒸して、揉みながら乾燥させたもので、玉露、煎茶、番茶などの種類があります。お茶の渋み成分のひとつ、カテキンはポリフェノールの一種。抗酸化作用があり、ガン予防にも効果があります。血中のコレステロール値を抑える働きや解毒作用もあるとされています。同じくお茶には、抗酸化作用を持つビタミンCが多く含まれています。ビタミンCはお湯に溶出するので、お茶として抽出液を飲むので効果的に抗酸化物質が摂れます。その他にも食物繊維、ビタミンE、カロテン、クロロフィルなど水に溶けない成分も含まれます。お茶を飲むと爽やかな気分になるのは、カフェインの効用です。

woman preparing tea in special dishware on table
Photo by Charlotte May on Pexels.com

ローズマリー

体と心を活性化する

地中海沿岸原産のシソ科の常緑潅木。松に似た濃い緑色の葉は芳香の高い精油に覆われ、水分蒸発を防いでいます。この精油には、強壮、鎮静、消化、抗菌、不眠、生理痛など、幅広い薬用効果があれとされ、美容上も皮膚を引き締め、活性化する作用があるといわれています。浸出液は、化粧品やシャンプー、リンスに、オイルはアロマテラピーに使用されます。料理にも広く用いられ、独特の強い香味は、肉料理や野菜料理、お菓子などの香りづけに利用されています。

green leaf plant
Photo by monicore on Pexels.com

ボスウェリア

水分代謝を促進

カンラン科に属する亜熱帯植物で、インド亜大陸の乾燥した丘に生える低木です。インドのアーユルヴェーダで伝統的に使用されてきた樹木で、樹脂を使用します。乳香として知られている樹脂と非常によく似ており、昔から関節の悩みをもつ方に愛用されてきました。(関節症に対する抗炎症作用などがあるとされています。)抗炎症特性を持つボスウェリア酸という成分が含まれており、痛みを和らげる特性があると考えられています。

ホーステール

肌・髪・爪のケアに効果

日本ではスギナという名で親しまれる、トクサ科の薬用植物。ミネラルの宝庫で、成分の大半を占めるケイ素は、爪や髪の毛、皮膚、骨など体の組織に必要なカルシウムの吸収を促進し、動脈内に脂肪性沈殿物が溜まるのを防ぐとされています。とくに皮膚や髪の毛に有用で、余分な皮脂の分泌を抑え、栄養バランスを整えます。また、爪に生じた白斑を消去する作用も。化粧品やヘアケア商品の成分として配合されています。

small bushes of evergreen plant in empty meadow
Photo by Silviu Cozma on Pexels.com

セントジョーンズワート

抗うつ効果

オトギリソウ科の多年草。花、葉、種ともに薬効があるとされています。古くから万能薬とされ、打ち身、切り傷、神経症、生理痛、去痰、利尿、殺菌など、さまざまな治療に用いられてきました。ヨーロッパでは、うつ病治療薬として処方されており、アメリカでもストレス、不安感、軽度のうつ症状を改善するハーブとされています。成分のヒペリシンが脳内の神経伝達物質セロトニンやドーパミンを増加させ、注意力を高め、気分を安定させるとされています。

yellow flowers near body of water
Photo by Eva Elijas on Pexels.com

ブルーベリー(ビルベリー)

眼精疲労や視力を回復

生食をはじめ、ジャムやジュース、デザートソースなど、食用として多様に利用されています。果実の中に含まれる有用成分アントシアニンという色素が眼精疲労や視力の回復に有効とされています。目に対する有用性が臨床試験により確認されているのは、ブルーベリーの中でもビルベリーという品種で、ヨーロッパでは胃潰瘍の治療薬としても用いられていました。

sweet dessert decorated with white cream near blueberries
Photo by Monstera on Pexels.com

バレリアン

神経症や不眠を解消

オミナエシ科のハーブで、日本名はセイヨウカノコソウ。バレリアンという名前にはラテン語で「健康になる」という意味があります。利用されるのは根の部分で、成分のバレポトリアツムには中枢神経系を鎮静させる作用があるとされ、不安、神経過敏や不眠などの治療に用いられています。動悸や血圧の安定、ストレスによる消化不良や大腸炎など消化器系の不調にも効果があります。睡眠の質を高める働きもあります。

brown black moth
Photo by Pixabay on Pexels.com

レモンバーム

心が安らぐレモンの香りのエキス

シソ科で、葉をこするとレモンのような強い香りが立ちのぼります。精油は、不安、抗うつ、頭痛、不眠など神経症の症状に効果があり、アロマテラピーに活用されています。さわやかな香りのハーブティーは、鎮静作用と同時に消化を助け、また、発汗作用があるため、風邪の治療にも役立っています。その他、サラダ、デザートや飲み物の香りづけ、入浴剤、ポプリなどに幅広く利用されています。

nature sunny texture vintage
Photo by Eva Elijas on Pexels.com

生活にハーブを取り入れる事で暮らしがハッピーになれます。

お読みいただきありがとうございました。

くれぐれも下の健康美ボタンをポチっと押さないで下さい。押されると喜んでしまいます。

にほんブログ村 健康ブログ 健康美へ

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。